陽のあたる場所から

hinoatarubasho.jpg

2004年 フランス/アイスランド/ベルギー
監督 : ソルヴェイグ・アンスパック
出演 : エロディ・ブシェーズ 、ディッダ・ヨンスドッティル 、バルタザール・コルマウクル 、イングヴァール・E・シーグルズソン 、クリストフ・セルメ

良く分からなかった。重く難しい映画という印象が残ってしまう。
かなりネタバレさせてもらいます。
なぜなら、これから見る人には是非、一度内容を知ってから見てもらったほうが理解度が増すような気がするから・・・
言葉を話せない患者と、心療内科の研修医コーラの話。
必死で心の交流を求めて試行錯誤してやっと通じ合い始めたのではと感じたときに突如として患者がいなくなる。この患者、実は海外にて失踪してて、フランスに迷い込んできていたようだ。コーラは彼女の行方がきになってしまい、とうとう、彼女の住んでいる場所アイルランドの小さな島まで行ってしまう。
言葉が通じなかった分、きっと患者ロアへの思い入れが強かったからなのか、コーラは医者という立場を忘れてしまったかのような行動をとってしまったり。。。
結局は現地の医者から思いとどまらせてもらって、我に返り、自分の場所へと戻っていくんだけど・・・・
ロアのことをもっと詳しく知りたかった。
彼女はただ単に精神を病んだだけなのか?もともと精神的疾患を持った人なのか。
それを知るだけでも、かなりこの映画を見る目がかわって来るんだけど。
もし、ロアが精神的に元々病んでいたとしたら、小さい頃からそれに気付く人がいなくて、適切な治療を施されることなく大人になってしまい、悪化していった・・・
としたら、現地の医者がいう『ロアの生きる手助けをするしかない』という言葉で納得できるんだけど、
もし、ロアが、住んでいる島や、自分の置かれている環境がとても嫌で、逃げ出したくて仕方がなくて、思い病んでしまって心を閉ざし、口も閉ざし、子どもへの愛情を捨ててしまっていたとしたら。。。
それは、治療の方法を探るほうが良いような気がしてならない。
ただ、話の途中で、小さい頃から変わった子だった、とか、子どもを生んだら彼女が変わると信じていたなどという夫の言葉があるくらいなので、前者の可能性が一番大きいかもしれない。
この映画いまいち何を言いたいのか私には理解できなかった。
一線を越えてしまうのはよくないということなのか?
それとも、人は人を心から救うことは出来ないから、生きることを見守ることも必要とか?
それとも、人は通じ合うことが出来ても生きるべき場所があるということ?
もし、誰か理解できた人がいたら、是非、教えてほしいです。