夕映えの道

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2001年 フランス
監督 : ルネ・フェレ
出演 : ドミニク・マルカス 、マリオン・エルド 、ルネ・フェレ 、ジュリアン・フェレ 、サシャ・ロラン

孤独な老人マドと、女社長イザベルの出会いの話。
マドは体も弱っている様子で、自分では掃除一つ出来ない状態。
狭い部屋で自分のお城を乱されたくなくて、他人を拒み続けている。
イザベルを役所からの回し者とさえ思ってしまうのだから。
イザベルはそんな彼女が気になって仕方がない。コーヒーを勧められても、
あまりの散らかりように座ることさえ拒んでしまったほどのマドのソファ・・・
イザベルは彼女を助けたくて、彼女なりの親切をし始める。
買い物に、掃除、電機の修理、看護士に、医者まで。
周りからは『いっそのこと、ひきとったら?』と、茶化されるまでに・・・。
どうしてイザベルは彼も、仕事もほっといてまでマドにのめりこんでしまったのだろうか?
答えはここにあった。
イザベルは自分の母を看取れなくて別れが来てしまったからだ。
どんなに疲れていても自分の場所へ来てくれるイザベルにマドは心を許していくんだよね。
やっと、心が通じたと思うときに、マドに死の宣告。
彼女はマドに言う『あなたの笑顔が私の幸せ』
思わずほろりときてしまう映画です。
世の人はどうか分からないけど、私は高齢者と話しをするのが大好き。
いろんな人の人生話は自分では体験できないことだし、知恵まで授けてくれるから。
なので、この映画とても共感が出来ました。たいして盛り上がりというものはありません。
淡々と、イザベルと、マドの関係が徐々に変わっていくんだけど。
今すぐとはいいませんが、いつかは見てほしい映画かな。